2018-02-21

ご挨拶・高木晴光(NPOバンク事業組合 理事長

明けましておめでとうございます。2018年の幕開けです。
一年を振り返りつつ、この年始ご挨拶コラムを書き始めてもう十年を越えています。NPOバンクの仕組みは、NPO市民セクターが活躍する明るい未来を描いて、融資という中間支援を目的に北海道NPO事業組合との両輪を持って活動をして来ました。社会状況は一向に好転の兆しが見えない。むしろ悪化している、というのが率直な今の気持ちですが、社会を支えるNPOもこの間に広範な分野に渡り活躍する時代になったことも事実です。しかし一方では、年数を重ねたNPOほど、後継問題や事業の継続が課題にもなって来ています。

 この課題解決のためには、領域の異なるNPOや教育機関、企業、行政セクターなど新たな出会いを続けてゆく必要があろうかと思います。

北海道NPOバンクは決して大きな仕組みではありませんが、地域に新しい社会サービスや活力を提供するような活動の支援を目指しています。私達NPOはこのような時代だからこそ、「新しい共助協働型社会を創る」ことをあきらめずに事業を展開してゆきたいものです。組合員、理事の皆さま、関係諸氏の今後とものご指導ご鞭撻、そして、ご協力をお願い申し上げます。

高木 晴光(NPOバンク事業組合 理事長)